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デジタルスレッドコネクタ

デジタルスレッドは MES・ERP・PLM といった顧客システムをコネクタで接続し、「何がいつ起き、何とつながっているか」をつなぎます。 このページではコネクタをファミリー別に整理します — ファミリーごとにどのツールを提供すべきか、デジタルスレッドがそれをどこで使うか、何に注意すべきか。 画面での登録・適合性・有効化の手順は デジタルスレッド にあります。

このページは 2026.10 再リリース(2026-10-20) 基準です

再リリース(2026-10-20) からデジタルスレッドは、以下の最小バージョンより低いコネクタを使用しません。 それ以前のバージョンで接続したコネクタはアップグレードが必要です → バージョンアップ

一覧 — 11 のファミリー​

ファミリー画面名スペック・最小バージョン必須ツールアクションツール(🔒)鮮度上限・同期主な用途
mesMESmes-mcp/0.7732時間・1時間作業レディネス・本日の作業・リカバリ案・タイムライン — 基本の土台
scmSCMmes-mcp/0.75224時間・12時間資材レディネス・PO スレッド・供給リカバリ
sched生産スケジューリング(APS)mes-mcp/0.7212時間・1時間リカバリ案の基準計画
erpERPerp-mcp/0.42なし24時間・12時間要員・資格、PO・入庫、顧客受注、製造 BOM
plmPLMplm-mcp/0.23なし24時間・12時間設計変更・リビジョン確認・BOM 突合
qm品質qm-mcp/0.23なし24時間・12時間品質レディネス・不適合による遅延
cmms保全(CMMS)cmms-mcp/0.22なし4時間・2時間設備レディネス・保全ウィンドウのリカバリ
tool工具管理tool-mcp/0.22 + 機能なし24時間・12時間工具点検・工具レディネス
wms倉庫(WMS)wms-mcp/0.23なし2時間・1時間遅延部品の在庫
lims試験室(LIMS)lims-mcp/0.22なし12時間・6時間ロット試験成績・不合格イベント
ehs安全(EHS)ehs-mcp/0.32 + 機能なし1時間・30分作業許可レディネス・隔離ウィンドウ
  • scm・sched は MES と同じスペック系列(mes-mcp)の別ファミリーです。その他はファミリーごとに個別のスペックがあります。
  • MES が土台です。MES がなければ作業レディネス判定全体が「未接続」となり、他のファミリーだけでは結論が出ません。
  • アクションツールは mes-mcp 系列(MES・SCM・生産スケジューリング)にのみあります。残り 8 ファミリーは読み取り専用です。

すべてのコネクタに共通するルール​

ミラーには「キー」だけを載せます​

デジタルスレッドはコネクタから読み取った内容を、工場グラフのミラーにキーと接続だけ載せます —「作業指示 WO-1 が設備 M-3 で稼働中」。 名称・数量・日付・ステータスといった値は保存せず、問い合わせがあった時点でコネクタの読み取りツールから再取得します。そのためコネクタが停止すると回答の値が欠落し、元システムの値が変われば次の問い合わせから即座に新しい値が返ります。

ツール応答ルール(規格 0.2)​

ルール値
1 応答のサイズ16,000文字以下
ページサイズlimit 1 ~ 200(既定 50)、次ページは cursor
期間ウィンドウ最大 31日。例外 — サプライヤ納期実績・設備保全履歴・校正記録は 366日
エラーコードinvalid_argument・not_found・unauthorized・rate_limited・unavailable・conflict
「不明」の表現行の unknown_fields、応答の partial(部分読み取り)・unreadable(読み取れなかった行)。不明な値は推測せず null で返します
時刻タイムゾーンオフセット付きの ISO 8601。オフセットのない時刻は「不明」として扱われます
  • 条件なしの「全件取得」呼び出しは invalid_argument で拒否しなければなりません — 適合性試験で確認されます。
  • 未知の設備 ID で問い合わせた場合は、空のリストではなく not_found を返す必要があります。

同期と鮮度​

  • デジタルスレッドはコネクタごとにファミリー鮮度上限の半分の間隔で同期します(最小 5分、上表参照)。DT_CONNECTOR_SYNC_INTERVAL_S を指定すると、すべてのコネクタがその間隔になります。起動の 2分後に最初の同期が走ります。
  • 1 回につき現在 ±15日のウィンドウを読み取ります。今回のウィンドウに現れなかった接続は削除せずクローズします(接続履歴に残ります、既定 180日)。実績・系譜・検査などの記録接続はクローズしません。
  • 応答が切り詰められた場合(truncated)や部分読み取りの場合(partial)、その回は接続を一切クローズしません。
  • 最終同期が鮮度上限より古くなると、リカバリ案はそのデータで数値を算出せず「古い入力」として明示します。上限は DT_CONNECTOR_MAX_AGE でファミリーごとに変更できます。
  • イベントツールを持つファミリーは、同期後にイベントをタイムライン参照として載せます(本文なし)。同じイベントを再読込しても重複せず、1 回あたり 5,000 件までです。

呼び出し制限​

コネクタが capabilities.limits.rate_limit_per_min を宣言すると、デジタルスレッドはその範囲内でのみ呼び出します。 同期・適合性などの無人呼び出しは制限の 80% までしか使わず(最大 10分待機)、チャットなどの対話型呼び出しは 20秒まで待機します。 コネクタが Retry-After を返した場合は最大 1時間まで従います。宣言がない場合はキューイングしません。

現場(サイト)を MES と一致させてください​

コネクタは現場ひとつに登録します。現場がその工場の MES と異なるファミリーは判定から除外され、回答に site_mismatch:<ファミリー> が残ります(PLM のみ例外 — 設計データは工場を問いません)。 🔴 全社 ERP を本社の現場に登録すると、その工場の判定から ERP が除外されます。 工場ごとに、その工場の MES と同じ現場で登録してください。

元システム画面へのダイレクトリンク(ディープリンク)​

コネクタごとにリンクテンプレート(links — base_url・label・allow_http・templates)を設定すると、接続・タイムライン・影響範囲・ノード詳細の回答のオブジェクトに open_url・open_label が付き、コパイロットの根拠パネルに「SAP で開く」のようなボタンができます。ボタンの文字は label(空ならコネクタ名)です。 テンプレートのプレースホルダは {base}・{key}・{key.1} ~ {key.9} の 3 種類のみで、既定では https のみ(allow_http: true なら http も)、生成されたホストが base_url のホストと一致する必要があります。リンクテンプレートを変更しても適合性・有効化状態はそのまま維持されます。テンプレートがない場合はリンク欄自体が表示されません。 コンソールでの入れ方(連携マップ › コネクタのサイドパネル › 外部リンク)は デジタルスレッド — 外部リンク にあります。

ノード詳細 — 押すたびに呼び出す読み取りツール​

コパイロットの根拠パネルでノードを押すと(元システムの現在値)、デジタルスレッドがその種類の正本ファミリーのコネクタで下のツールを 1 回 呼び出します。 値はミラーにもサービスにも保存せず、種類ごとに決めた項目だけを移します(人の名前・社員番号・連絡先は移しません)。1 回で 15 秒を超えると «元システム応答なし» です。

種類ファミリー呼び出すツール
PO 行ERPerp_list_purchase_orders
顧客注文行ERPerp_list_sales_orders
作業指示・工程MESmes_get_work_order(工程は親の作業指示で)
品番PLMplm_get_bom
サプライヤSCMscm_get_supplier_delivery_performance(直近 90 日)
  • 検査・不適合(QM)と保全作業指示(CMMS)は規格に 1 件読み取り がないため «不明» です — 一覧ツールは期間ウィンドウしか受け取らず、番号で絞り込めないためです。
  • コネクタを選ぶ順序はリンクと同じです — 有効でバージョンが合う正本ファミリーのコネクタのうちノードと同じ現場(PLM は現場照合免除) → 代表 → 先に登録されたもの。

バージョンアップ — 最小バージョンより低いと使用されません​

  • 上表の最小バージョンより低いバージョンを宣言したコネクタは同期が拒否され(409 connector_outdated)、判定・リカバリ案で「未接続」となります。回答の「欠落項目」に connector_outdated:<ファミリー> が挙がり、レジストリに spec_status: outdated とアップグレード先バージョン(upgrade_to)が表示されます。
  • コネクタを新バージョンへ上げた後は、ツール検出 → 適合性試験 → 有効化 → 同期を再度実施します。バージョンが変わるとツール検出でコネクタが無効化され、適合性結果が消去されるためです。
  • コネクタが複数ある場合は bin/reregister-connectors.sh がこの手順をコネクタごとに代行します(MES を先に、次に SCM・生産スケジューリング・ERP)。--dry-run で事前に確認してください。

適合性試験を外部で実行する​

コネクタを開発する側は、デジタルスレッドなしでも同じ試験を実行できます。

python -m app.connectors.conformance_cli <コネクタ MCP アドレス> --family <ファミリー>

1 回の試験は 15分以内に完了する必要があります(呼び出し制限による待機時間は除外して計測します)。一時的な切断は記録を変更せず、確定した失敗のみを記録してコネクタを無効化します。


MES — 作業指示・工程・実績​

スペック mes-mcp 0.7 ・ファミリー mes ・鮮度上限 2時間(同期 1時間ごと)・デジタルスレッドの土台

ツール必須機能主な入力
mes_capabilities✅バージョン・サイト・制限の宣言—
mes_list_equipment✅MES 設備 ↔ プラットフォーム資産(asset_id)の対応表、設備階層asset_id・equipment_id
mes_list_work_orders✅設備別・期間別の作業指示 — ステータス・品目・数量・計画/実績時刻・納期・マイルストーン・受注プロジェクト(0.4)・顧客受注明細(0.7)asset_id または from・to、status、due_before
mes_get_work_order✅作業指示 1 件の工程と BOM 明細work_order_id
mes_list_production_results✅生産実績 — 良品・不良・廃棄、ロット・シリアル番号from・to
mes_list_downtime_events✅非稼働とその理由from・to
mes_events✅イベントエンベロープ — タイムラインに載りますfrom・to、types
mes_get_genealogy任意ロット・シリアル番号の系譜(前後 3 段まで)direction
mes_get_precedence任意工程の先行後続グラフと余裕direction、depth 1~5
mes_list_maintenance_history・mes_list_nonconformances・mes_list_personnel任意保全履歴・不適合・要員と資格 — CMMS・QM・ERP がない場合の代替ソース期間
mes_get_operation_requirements任意工程ごとに使用可能な設備・必要な資格・段取りグループwork_order_id
mes_list_calendars・mes_list_maintenance_windows・mes_get_power_limit任意設備・要員カレンダー(段取り替え含む)、計画保全ウィンドウ、現場の同時電力上限 — リカバリ案の資源制約期間
mes_get_mbom任意製造 BOM — MES/MPM が正本の場合(0.6)material_id

🔒 アクションツール — 人がコパイロットの提案カードで承認した場合にのみ呼び出されます。元システムに「ドラフト・依頼」を作成するだけで、確定はそのシステム内で人が行います。

ツール作成されるもの
mes_create_work_order_draft作業指示ドラフト(品目・数量・設備・開始・納期)
mes_create_hold_request作業指示・ロット・シリアル番号の保留/解除依頼
mes_create_maintenance_request保全依頼(設備・優先度・故障コード・根拠リンク)
  • ミラーに載るもの — 設備 → プラットフォーム設備・上位設備、作業指示 → 設備・マイルストーン・プロジェクト・顧客受注明細、工程 → 作業指示・設備・必要資格、BOM 明細 → 品番、先行後続、実績ロット → 設備・作業指示、系譜、製造 BOM。 数量・時刻・カレンダー・保全ウィンドウ・電力・停止理由は問い合わせ時に読み取ります。

用途

機能使われ方
作業レディネス作業指示・工程が判定の骨組みです。なければ判定全体が「未接続」。工程要件がなければ要員項目が「不明」
本日の作業(thread_today_work)本日計画された工程と設備状態
リカバリ案(thread_explain_recovery)作業指示・先行後続・資源(カレンダー・保全ウィンドウ・電力)・製造 BOM
タイムライン・影響範囲mes_events と系譜
適合性でよく引っかかる点

設備の親チェーンに循環があると不合格になります。作業指示に wbs_parent_id を返す場合は project も返す必要があります。必須の読み取りツールは p95 2秒未満でなければなりません。


SCM — 購買・入庫・サプライヤ​

スペック mes-mcp 0.7 ・ファミリー scm ・鮮度上限 24時間(同期 12時間ごと)

ツール必須機能主な入力
scm_capabilities✅バージョン・サイト・制限の宣言—
scm_list_supply_lines✅未完了の購買・供給ライン — 発注・入庫・未納数量、要求・約束・確定日、紐づく作業指示・顧客受注品番・作業指示・サプライヤのいずれか
scm_list_inbound_shipments✅出荷通知(ASN) — 到着予定・輸送状態from・to
scm_list_goods_receipts✅入庫と検査状態from・to
scm_get_work_order_shortage✅作業指示 1 件の欠品 — 品番ごとの所要・利用可能・入庫予定・不足、次回到着日work_order_id
scm_events任意イベントエンベロープfrom・to
scm_get_supplier_delivery_performance任意サプライヤ納期遵守率・平均/p90 遅延(最大 366日)supplier_id
scm_list_alternates任意代替部品・代替サプライヤmaterial_id
scm_list_incoming_inspections・scm_list_supplier_nonconformances任意受入検査結果・サプライヤ部品の不適合期間
scm_list_supplier_capacity任意サプライヤ供給能力(輸送日数・期間別能力)サプライヤまたは品番

🔒 アクションツール

ツール作成されるもの
scm_create_expedite_request_draft納期前倒し依頼のドラフト(PO 明細・必要日) — 購買担当が元システムから送信します
scm_create_supplier_inquiry_draftサプライヤ問い合わせのドラフト(納期・品質、1,000文字まで)
  • ミラーに載るもの — PO 明細 → サプライヤ・品番・紐づく作業指示・顧客受注明細、入庫ロット → サプライヤ。供給ラインは出荷・入庫に現れたサプライヤに絞って読み取ります(SCM スペックが大量照会を禁じているため)。

用途 — 資材レディネス(欠品)、PO スレッド、リカバリ案(欠品・出荷・供給能力 — 供給能力がない場合、供給側は「影響のみ」を回答します)、本日の作業の PO 欄。


生産スケジューリング(APS) — 発行済み計画​

スペック mes-mcp 0.7 ・ファミリー sched ・鮮度上限 2時間(同期 1時間ごと)

ツール必須機能主な入力
sched_capabilities✅バージョン・サイトの宣言—
sched_events✅マイルストーン・計画日の変更イベントfrom・to
sched_list_planned_operations任意発行済み計画の工程スケジュール — 計画バージョン・設備・計画時刻・段取り・凍結・順序from・to
sched_get_resource_calendars任意設備別のシフトと計画停止from・to
sched_list_scenarios任意シナリオ(what-if 計画)の一覧と KPIstatus

🔒 アクションツール — sched_create_scenario_draft: リカバリ案の工程移動(最大 200件)を APS にシナリオドラフトとして作成します。計画は発行しません — 評価・発行は APS 内で人が行います。

リカバリ案の基準計画として使われます。 昨日から向こう 15日の発行済み計画を読み取り、先行後続の計画時刻を APS のもので上書きします。 完了済みまたは進行中の工程は上書きしません(実績が計画に優先します)。凍結工程はその時刻に固定しますが、先行工程の遅延でその時刻に開始できない場合は固定せず「前提」に記載します。 APS がない場合の基準は MES の作業割付となり、回答の「考慮していない項目」に「APS 計画が不明」が挙がります。


ERP — 要員・購買・顧客受注・製造 BOM​

スペック erp-mcp 0.4 ・ファミリー erp ・鮮度上限 24時間(同期 12時間ごと)・読み取り専用

ツール必須機能主な入力
erp_capabilities✅バージョン・サイトの宣言—
erp_list_personnel✅要員(仮名 ID)・資格・割り当てon_date、qualification_code
erp_list_availability任意要員の稼働可能ウィンドウ — 勤務・休暇・残業from・to
erp_get_mbom任意製造 BOM — ERP が正本の場合material_id
erp_list_purchase_orders任意資材購買オーダー明細(既定は未完了) — 紐づく工程・顧客受注明細空欄なら未完了明細すべて
erp_list_goods_receipts任意入庫from・to
erp_list_sales_orders任意顧客受注明細 — 顧客・顧客 PO・契約納期・確定日・遅延損害金・紐づくプロジェクト・マイルストーン・作業指示空欄なら未完了明細すべて
  • 要員は仮名 ID でのみミラーに入ります。氏名・資格の有効期限は問い合わせ時に読み取ります。
  • ミラーに載るもの — 要員 → 資格・割り当てられた作業指示・工程、PO 明細 → サプライヤ・品番・作業指示・顧客受注明細、顧客受注明細 → 顧客、プロジェクト・マイルストーン・作業指示 → 顧客受注明細、製造 BOM。 ERP と SCM が同じ PO 明細番号を示す場合、ミラー上では同一の明細になります。

ERP と SCM が併存する場合 — 納期は SCM にサプライヤ確定日があれば SCM のもの、なければ ERP のものを使います。ステータス・未納数量は ERP が正本で、紐づく作業指示は両者を統合します。値が食い違う場合は回答の「不一致」に両方を記載します。

用途

機能使われ方
作業レディネス — 要員・資材要員は ERP を優先(なければ MES)。SCM のない顧客でも、ERP 購買オーダーの未完了・紐づけ明細で資材を判定します
受注コンテキスト工程ごとに履行する顧客受注と余裕日数
リカバリ案要員資源・PO・顧客受注の余裕日数
BOM 突合ERP 製造 BOM を優先して参照します(なければ MES)
適合性でよく引っかかる点

顧客受注明細がプロジェクト・マイルストーン・作業指示のキーをひとつも返さないのは失敗ではなく情報です(工場の作業と紐づかないだけです)。受注明細番号が重複している場合は失敗です。


PLM — 設計変更と BOM​

スペック plm-mcp 0.2 ・ファミリー plm ・鮮度上限 24時間(同期 12時間ごと)・すべて読み取り専用

ツール必須機能主な入力
plm_capabilities✅バージョン・サイト・機能の宣言—
plm_list_change_orders✅設計変更指示(ECO・ECN) — ステータス・変更対象の品番とリビジョン・在庫処置・有効性・新リビジョンの使用可能時刻from・to(変更時刻基準、必須)、material_id、status[]
plm_get_bom✅品番 1 リビジョンの設計 BOM — 子品番(lines)とその品番の使用先(where_used)material_id(必須)、revision(空欄なら現行 released リビジョン)。0.2 からページング(limit 最大 200)
plm_list_documents任意品番に紐づく文書・図面メタデータ(名称・種別・リビジョン・ステータス・表示リンク)。ファイル本体は返しませんmaterial_id(必須)、revision
  • 変更指示のステータスは draft・in_review・approved・released・design_released(0.2)・implemented・cancelled、 在庫処置は pending・use_as_is・rework・scrap・none、有効性は immediate・date・unit・serial です。
  • ミラーに載るもの — 変更指示・品番・文書のキーと接続(指示 → 品番、子品番 → 親品番、文書 → 品番)のみ。BOM は変更対象の品番から上位へ 4 段まで辿ります。 ステータス・日付・文書名・リンクは載せず、問い合わせ時に読み取ります。
  • タイムラインイベント — 変更指示の更新・リリース・ステータス変更(0.2)。影響を受ける品番に紐づきます。

用途

機能使われ方
リカバリ案(thread_explain_recovery)過去 30日 ~ 翌日の変更指示のうち承認・リリース済みのもののみが制約になります。在庫処置が use_as_is なら阻害せず、rework・scrap・none なら「新リビジョンの使用可能時刻」までその部品を阻害します。design_released は表示のみで阻害しません
作業レディネス — 図面項目変更指示を読み取れない場合この項目は「不明」、BOM がない場合は判定範囲が狭まります
リビジョン確認(thread_part_revision_status)現行 released リビジョンとオープンな変更(93日)を参照し、current・outdated・change_open・unknown で回答します
BOM 突合・影響範囲設計 BOM を製造 BOM・実績と突き合わせます → 上記 製造 BOM
適合性でよく引っかかる点

truncated: true の BOM 応答に next_cursor を併せて返すと不合格になります。文書の open_url は http(s) リンクでなければなりません(data: は禁止)。


QM — 検査と不適合​

スペック qm-mcp 0.2 ・ファミリー qm ・鮮度上限 24時間(同期 12時間ごと)・すべて読み取り専用

ツール必須機能主な入力
qm_capabilities✅バージョン・サイトの宣言—
qm_list_inspections✅検査ロット — 受入・工程・最終検査、結果(passed・failed・conditional・pending)、紐づく不適合番号from・to(必須)、material_id・lot_id・work_order_id
qm_list_nonconformances✅不適合(NCR) — 欠陥・数量・処置(手直し・廃棄・返品 …)・手直し計画・代替品の予定時刻from・to(検出時刻、必須)、品番・ロット・作業指示・サプライヤ・status[]
  • ミラーに載るもの — NCR・検査のキーと接続: NCR → 品番・ロット・シリアル番号、NCR → 阻害する作業指示・工程、ロット → 検査、ロット → サプライヤ。
  • タイムラインイベント — 不適合の発生・手直し完了、検査の合格・不合格・条件付き(pending はイベントではありません)。

用途

機能使われ方
リカバリ案処置が手直し・修理なら手直し計画の完了まで、廃棄・返品なら代替品の予定時刻まで阻害します。時刻がない場合は数値を出さず「不明」として残します
作業レディネス — 品質項目QM を優先して参照し、なければ MES の不適合(mes_list_nonconformances)を参照します
工具点検(thread_check_tooling)不適合の原因候補を探す際に併せて読み取ります

CMMS — 保全​

スペック cmms-mcp 0.2 ・ファミリー cmms ・鮮度上限 4時間(同期 2時間ごと)・すべて読み取り専用

ツール必須機能主な入力
cmms_capabilities✅バージョン・サイトの宣言—
cmms_list_work_orders✅保全作業指示 — 種別(予防・故障修理・予知・点検・校正)・ステータス 7 段階・計画/実績時刻・設備停止の有無・使用する予備品・待機中の生産作業指示from・to(必須)、equipment_id・asset_id・type[]・status[]・open_only
cmms_list_pm_schedules任意予防保全が設備を停止させるウィンドウ — 長さ・最早開始・最遅終了・移動可否(movable)from・to(必須)、設備
cmms_get_asset_history任意設備 1 台の保全履歴サマリ(件数・故障件数・MTBF・MTTR・停止時間)from・to(最大 366日)、設備
  • ミラーに載るもの — 保全作業指示番号と接続: 保全 → 設備(プラットフォーム資産 ID があればプラットフォーム設備に直結)、保全 → 予備品、保全 → 待機中の生産作業指示。 ウィンドウ内の作業指示に加え、ウィンドウ外で開始してまだオープンなものも読み取ります。
  • タイムラインイベント — 保全依頼・開始・終了、予防保全計画。時刻がひとつもない作業指示はイベントなしで「時刻なし」として残ります。

用途

機能使われ方
リカバリ案昨日から向こう 15日の予防保全ウィンドウとオープンな作業指示を読み取ります。未完了の故障修理は見込み完了まで設備を阻害し、移動不可の予防保全も阻害します。移動可能な予防保全は最適化がスケジュール内で移動します。CMMS がない場合、回答の「考慮していない項目」に保全スケジュールが挙がります
作業レディネス — 設備項目予防保全ウィンドウと作業指示の両方がない場合は「不明」
安全(EHS)突合保全作業指示と作業許可・隔離を突き合わせます
異常事例ラベル完了した故障修理作業指示で異常事例にラベルを付けます(DT_WO_LABELS_ENABLED)
  • 同じ保全ウィンドウが MES にもある場合は CMMS 側が優先されます。

TOOL — 工具・治具・計測器​

スペック tool-mcp 0.2 ・ファミリー tool ・鮮度上限 24時間(同期 12時間ごと)・すべて読み取り専用

工具管理システムは担う範囲がまちまちなため、コネクタが機能を宣言し、その機能のツールだけを提供します。校正のみを行うシステムは calibration ひとつだけを宣言しても構いません。

機能提供するツール台帳で埋まる欄
inventory(台帳のみ)数量
issue_returntool_list_issues — 払出・返却(誰が・どの作業指示・工程・検査・ロットに)—
calibrationtool_list_calibrations — 校正記録(校正前・後の判定、最大誤差、次回期限)。最大 366日校正
tool_lifetool_list_life_events — 再研磨・交換・寿命終了・寿命警告寿命
presettingtool_list_requirements — 作業指示・工程に必要な工具の一覧プリセット
  • 常時提供するツールは tool_capabilities と tool_list_tools(工具・治具・計測器の台帳 — ステータス available・issued・in_calibration・out_of_tolerance・quarantined・worn_out・retired)です。 イベントツール tool_events は機能に関係なく任意です。
  • 🔴 宣言した機能のツールはすべて提供する必要があり、宣言していない機能のツールは提供してはならず、その台帳欄は空にする必要があります — 適合性試験がこれを確認します。
  • ミラーに載るもの — 工具のキーと接続: 工具 → 設置設備、作業指示・工程・検査・ロット・シリアル番号 → 実際に使用した工具。寿命・校正・数量の値は載せません。
  • タイムラインイベント — 払出・返却・校正合格/不合格・寿命終了・交換。tool_events がない場合は校正記録から校正イベントのみを生成します。

用途

機能使われ方
工具点検(thread_check_tooling)3 点を回答します — 疑わしい測定(校正期限切れの計測器で測定、または使用後の校正で不合格)、実際に使用した工具、不適合の原因候補(寿命・払出・QM 不適合)。照会期間 1~31日(既定 30日)、校正記録は 1 年前まで参照します
作業レディネス — 工具項目必要工具一覧と台帳のいずれかが欠けていれば「不明」

WMS — 倉庫在庫と移動​

スペック wms-mcp 0.2 ・ファミリー wms ・鮮度上限 2時間(同期 1時間ごと)・読み取り専用

ツール必須機能主な入力
wms_capabilities✅バージョン・サイトの宣言—
wms_list_stock✅在庫 — 品番・ロケーション・ロットごとの保有・引当・利用可能、在庫ステータス(時点 as_of 基準)material_id・location_id(条件なしの全件は拒否)
wms_list_movements✅在庫移動 — 入庫・出庫・転送・調整・返品from・to(必須)、品番・作業指示
  • ミラーには載せません。 在庫は時々刻々と変わる値のため、問い合わせ時に読み取ります。
  • タイムラインイベント — 移動ごとに入庫・出庫・転送・調整・返品イベント。
  • 用途 — リカバリ案が遅延部品ごとに倉庫在庫(利用可能・保有・引当・保留・検査中)を併せて表示します。部分読み取りの場合、行のない品番は 0 ではなく「不明」です。 WMS がない場合、回答の「考慮していない項目」に在庫が挙がります。

LIMS — 試料と試験結果​

スペック lims-mcp 0.2 ・ファミリー lims ・鮮度上限 12時間(同期 6時間ごと)・読み取り専用

ツール必須機能主な入力
lims_capabilities✅バージョン・サイトの宣言—
lims_list_samples✅試料と試験結果 — 品番・ロット・シリアル番号・サプライヤ・作業指示・検査、ステータス(registered・in_testing・completed・cancelled)、総合判定from・to(採取時刻、必須)、品番・ロット・ステータス
  • ミラーに載るもの — 試料 → ロット・シリアル番号(なければ品番)・作業指示・検査、ロット → サプライヤ。試験値・規格・判定は載せません。
  • タイムラインイベント — 判定済みの試料ごとに合格・不合格。判定前の試料はイベントになりません。
  • 用途 — ロットに試験成績を紐づけ、影響範囲を試料から辿ります。LIMS の不合格を QM の不適合として登録することはありません — 不適合は QM が正本です。

EHS — 作業許可・隔離・安全​

スペック ehs-mcp 0.3 ・ファミリー ehs ・鮮度上限 1時間(同期 30分ごと — ファミリーの中で最短です)・読み取り専用

常時提供するツールは ehs_capabilities と ehs_events(許可の承認・開始・中断・終了、隔離の設置・解除、事故報告、点検完了、リスクアセスメント期限切れ)の 2 つで、 残りは工具管理と同様に機能を宣言してそのツールを提供します。

機能ツール機能内容
permitsehs_list_permits作業許可 — 種別・ステータス・設備・エリア・作業指示・保全作業指示・工程、有効期間、隔離の要否
isolationsehs_list_isolations隔離(LOTO) — 隔離ポイント・許可・計画/設置/確認/解除の時刻
incidentsehs_list_incidents事故参照 — 事故・ヒヤリハット・不安全状態・環境漏洩、重大度等級
inspectionsehs_list_inspections安全点検 — 指摘件数・未完了の是正処置
risk_assessmentsehs_list_risk_assessmentsリスクアセスメント — 承認日・再評価期限
trainingehs_list_training役割資格(教育) — 仮名 ID・有効期間
  • 🔴 0.3 が最小バージョンである理由 — 0.3 から保全作業指示を個別に受け取ります(maintenance_order_ids)。work_order_* は MES の作業指示のみを指します。 0.2 のコネクタが保全番号を作業指示欄に入れると、ミラーに存在しない作業指示が生成されてしまうため、0.3 未満は同期しません。
  • 🔴 個人情報は受け取りません。 事故の記述・負傷・人的情報の欄はなく、欄を追加すると適合性試験で不合格になります。要員は仮名 ID のみです。
  • ミラーに載るもの — 許可 → 設備・エリア・作業指示・保全作業指示・工程、隔離 → 設備・許可、事故 → 設備・エリア・作業指示・保全。点検・リスクアセスメント・資格は問い合わせ時に読み取ります。

用途

機能使われ方
作業レディネス — 許可項目許可がない・工程をカバーする許可がない・必要な隔離がない、を理由として返します
許可カバレッジ点検指定期間(既定 7日、最大 31日)の作業・保全について、許可・隔離に隙間がないか、リスクアセスメントの再評価が遅れていないか
リカバリ案隔離期間をその設備が使用できないウィンドウとして組み込みます。承認前・中断中の許可は「参考」としてのみ明示します
  • 役割資格(training)は読み取りますが、まだ判定には使用していません。チャットツールはありません。

商用製品アダプタ — 事前検証段階​

よく使われる商用製品に合わせたアダプタを 4 つ用意しています。4 つともモックサーバーに対する適合性試験を通過した段階であり、 実製品に接続しての検証は行っていません — 導入時に顧客環境で併せて検証します。すべて読み取り専用です。

製品ファミリー・バージョン提供するツール製品側インターフェース認証
SAP S/4HANAERP erp-mcp/0.4 ・保全 cmms-mcp/0.2(ファミリーごとに個別登録)ERP: 要員・購買オーダー・入庫・顧客受注(稼働可能ウィンドウ・製造 BOM はまだ未対応)。保全: 4 つすべてOData V2 標準 API(購買オーダー・材料伝票・販売オーダー・保全オーダー・保全計画・設備など)OAuth2 client credentials または basic
IBM Maximo(Manage・7.6)保全 cmms-mcp/0.24 つすべてREST(OSLC JSON) — 作業指示・予防保全・資産API キー(MAS)・maxauth(7.6)・basic
Siemens TeamcenterPLM plm-mcp/0.24 つすべて(文書を含む)SOA JSON — 保存済みクエリ・BOM ウィンドウ・where-usedセッションログイン(ユーザー・パスワード)
Dassault 3DEXPERIENCEPLM plm-mcp/0.24 つすべて(文書を含む)3DPassport ログイン → 3DSpace 変更・エンジニアリング・文書 APIユーザー・パスワード + セキュリティコンテキスト
  • アダプタはデジタルスレッドとは別のコンテナとして顧客側で起動し、デジタルスレッドには通常のコネクタと同様にエンドポイント・トークンで登録します。トークンが空の場合、アダプタは起動を拒否します。
  • 元システムのアドレスは https のみ受け付けます。シークレットは値の代わりにファイル(…_FILE)で渡すこともできます。
  • アダプタごとに毎分の呼び出し制限を宣言します(例: Teamcenter 毎分 40、3DEXPERIENCE 毎分 25)。元システムが資格情報を拒否した場合、5分から 60分待機してから再試行します。
  • MES・品質・工具・倉庫・試験室・安全ファミリーの商用アダプタはまだありません。これらのファミリーは上記スペックに準拠したコネクタを構築して接続します。

コネクタを開発する方へ​

  • スペック原文はデジタルスレッドのソースの app/connectors/spec/<スペック>-<版>/ に、ツールごとの JSON として格納されています。新しいバージョンは前バージョンに追加した分のみを含みます。
  • 提供しない機能のツールは一覧から除外してください。 空の応答を返すツールは「機能あり、データなし」と解釈されます。
  • 不明な値は null と unknown_fields で明示してください。0 や空文字で埋めると「測定された 0」と解釈され、判定が誤ります。
  • 読み取りツールには readOnlyHint: true を、時間ウィンドウを持つツールには 31日上限を遵守してください。
  • イベント ID は再読込しても同一である必要があります — タイムラインはこれで重複を排除します。

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