図面 — 造船・重工業・プラント・防衛
造船・重工業・プラント・防衛現場は 図面が作業の正本です。本ページは班長・品質・設計担当が図面を前に AI に 問い合わせる使い方をまとめたものです。前段は今動くもの、最下部は予定です — 両者を混同しないでください。
まず管理者が有効化する必要があります
図面収集は既定でオフです。管理者が rag-api の DRAWING_INGEST_ENABLED を有効にした後、図面をアップロードすれば使えます
(設定)。
- 受け付ける形式 — DXF とベクタ PDF。CAD から書き出した PDF はアップロード時に «図面» として指定します(管理コンソールの図面アップロードは PDF を 最初から «図面» として扱います)。
- プラットフォーム台帳上の図面 — プラットフォームで設備に紐づけた DXF と «文書種類» が図面である PDF は自動同期で取り込まれます。この図面は プラットフォーム側で修正・削除します — RAG 側で上書きや削除をすると拒否されます。
- 受け付けない形式 — DWG は受け付けません。DXF または PDF に書き出してアップロードしてください。スキャンした図面(イメージ PDF)はまだ読み込めません。
- 何を読むか — 表題欄(図面番号・品番・材質・版・尺度)、寸法・公差、部品表、注記、外枠区域グリッドを位置とともに索引します。
- プレビュー — アップロード時に各ページごとにプレビューを併せて作成します。PDF はグレースケール画像(PNG)、DXF は SVG です。問い合わせの図面カード・右パネルの図面表示・ 新規タブの図面ビューア・版比較がこれを使います。プレビュー機能実装前にアップロードした図面は再アップロードすればプレビューが生成されます。
- どこにあるか — 図面原本と索引は顧客サーバー内のみに置かれます。外部へ出る呼び出しがないため閉域網でもそのまま使えます。
班長 — 作業前に図面を確認する
- 誰が 組立・溶接・加工班長
- いつ 作業指示を受けて着手する前
- こう入力します 「図面番号 DWG-GT-2871-104 の材質と版を教えて」
- こう返ります 表題欄の材質と版。図面番号が正確に一致する表題欄が最上位の根拠として付き、カードを押すと 右パネルにその図面ページが開き、表題欄の位置が強調表示されます。パネルでページをめくって拡大でき、見出し行のビューアで開く(新規タブ)で 大きく見られます。カードには版バッジ(✓ 最新版・⚠ 旧版・⏳ 変更進行中・? 版確認不可)が付きます。
- 注意 版バッジはデジタルスレッドが PLM から読み取った判定です。PLM コネクタがなければ常に «版確認不可» であり、それは最新版という 意味ではありません。→ 図面で問い合わせる
班長 — 作業場の図面が最新版かを Go/No-Go で問い合わせる
- 誰が 組立・溶接・加工班長
- いつ 交代作業を下ろす前
- こう入力します デジタルスレッドが接続された設置で「問い合わせ」に「この作業図面が最新版か確認して」、 「今日の作業は何がある? 止まっているものから教えて」
- こう返ります 工程ごとの Go/No-Go の**«図面»項目 — その工程が使う品番に関わる設計変更が作業を妨げているか、作業場に 配備された図面が PLM 承認版か。旧版図面のみが配備されていれば不可**、新版が使用可能になる時刻が開始より後なら不可、開始前なら リスクあり(新版部品・図面が作業場に届いたか確認が必要)です。今日の作業を問い合わせた回答には工程ごとに使う図面と版が併記されます。
- 注意 作業準備度を表示する専用画面はありません — 問い合わせで確認します。MES・PLM コネクタが接続されている必要があります。 PLM がなければ «不明» です。作業場の図面がデジタルスレッドにない場合(図面を未アップロードの場合)は図面版の照合はスキップし設計変更のみ確認します。 工程別作業準備度ツールは最初から有効になっています(2026.10 再リリース(2026-10-20))。→ デジタルスレッド · MCP ツールマップ
設計・品質 — 版が変わったら何が変わったかを見る
- 誰が 設計・生産技術・品質担当
- いつ 設計変更で新版図面が出たとき
- こう入力します 両方の版をアップロードしておいた上で「BLD-SX-S1 C版とD版の図面を見せて」のように両版が併せてヒットするように問い合わせ、カードを押して開いた 右パネルで最新版と比較(見ているものが最新版なら直前版と比較)を押します。新規タブの図面ビューアが両版を比較して開きます。
- こう返ります ビューアで両版を並べて(連動して動きます)または重ねて(境界線をドラッグして)見ることができ、変更箇所表示で変更領域を 色分け表示します(追加 緑・削除 赤・変更 オレンジ)。「変更点」一覧には概要・表題欄・寸法・部品表・注記の変更と «比較できなかった箇所・注意»があり、行を押すとその場所へ移動します。ビューア上部の «表示版» · «比較» で版を切り替えて選択します。
- 注意 同じ回答の出典に同じ図面番号の異なる版がある場合のみボタンが表示されます。版表記体系が異なると(例:
Cと03)順序を 決められずボタンは表示されません。スキャンページは比較対象外で、DXF と PDF を比較する場合は構造のみ比較します。両版を合わせて重ねられない場合は変更 領域の描画は行わず一覧のみ表示します。比較結果を取得できない場合は理由が記載され、両版を並べて見ることのみ可能です。
設計・品質 — ビューアで大きく見てその場所から問い合わせる
- 誰が 設計・品質・班長
- いつ パネルのプレビューでは小さくて図面全体を見る必要がある、または図面の一部を指定して問い合わせる必要があるとき
- こう入力します 図面カードまたはパネル見出し行のビューアで開く(新規タブ)を押します。ビューアで領域を選んで問い合わせるを有効にし図面上をドラッグして 領域を選んだ後この領域で問い合わせるを押します。
- こう返ります 新規タブに図面のみ大きく開きます — ホイール・
+・-で拡大、ドラッグで移動、ページ合わせ・幅合わせ・原寸(100%)、左側のページ一覧と PgUp・PgDn でページめくり。回答が指し示した位置は表示された状態で開きます。「この領域で問い合わせる」を押すと問い合わせ入力欄に図面・ページ・領域が記載された 文章とその領域の画像が入力され、続けて質問を記入して送信します。 - 注意 閲覧権限・範囲・文書等級は開くたびにサーバーが再確認します — 開けない図面は空白画面ではなく理由が表示されます。社外秘・統制等級の 図面は領域画像を添付せず文章のみ入ります。ビューアには寸法測定・マーキング保存・原本ダウンロードはありません。→ 図面で問い合わせる
品質 — 公差が図面のどこにあるか探す
- 誰が 品質検査員・加工担当
- いつ 検査基準やはめあいを確認するとき
- こう入力します 「Ø25 H7 公差はどこ?」、「120±0.1 の寸法はどの図面?」
- こう返ります 寸法数値が正確に一致する位置 — 図面・ページ・区域(例: ゾーン C4)。はめあいは H7(穴)と h7(軸)を区別します。 カードを押すと右パネルの図面ページプレビューでその寸法が強調表示されます。
- 注意 数値を作り出すことはありません。索引された図面にその寸法がなければ正確一致の根拠は付きません。「Ø25 H7 の上下限は?」のように 範囲を問い合わせると、図面に記号のみある場合は ISO 計算式で算出した**«公式推定»**値と「合否判定は保有している規格文書で確認してください」 という注意書きが付きます — 検査合否には規格文書を使用してください。→ 図面で問い合わせる
設計・資材 — 品番で図面と部品表をたどる
- 誰が 設計・生産技術・資材担当
- いつ 品番ひとつから、どの図面・どの版に描かれているか、何と組み立てられるかを知る必要があるとき
- こう入力します 「品番 VNE-S1 の図面を見せて」、「この組立品の部品表で風船番号7は何で、いくつ必要?」
- こう返ります 品番が正確に一致する表題欄、部品表の品番・品名・数量・材質。デジタルスレッドのミラーにも図面・版・ 品番・BOM 参照が入り、デジタルスレッドが品番から図面・版をたどります(設計変更の影響計算に使用)。
- 注意 図面原本は文書ストレージのみに置かれ、デジタルスレッドには番号と参照のみ保持されます。
業種別にこう問い合わせます
| 業種 | 例 | 返る内容 |
|---|---|---|
| 造船 | 「ブロック図面でこの補強材の厚さは?」 | 該当寸法と図面・区域 |
| 重工業 | 「GT-2871-104 ハウジング内径公差?」 | 「Ø62 H7 — C版、ゾーン B3」 |
| プラント | 「ポンプベースのアンカーボルト規格が記載された図面?」 | 部品表から見つけた規格と位置 |
| 防衛 | 「この部品の材質は?」 | 表題欄の材質 |
図面に実際にそう記載されている場合の例です。業種専用機能が別にあるわけではありません — すべて上記の正確一致・位置強調 機能で回答します。表題欄・部品表・寸法は検索できますが、注記(NOTES)にのみ記載された文字 — 締結トルク・熱処理・塗装条件 — は現時点では 検索対象外です。
予定 — まだ動作しません
以下は開発計画です。現行リリースにはなく、リリースされればこの文書に機能として記載し直します。順序は変更される可能性があります。
| 順序 | 予定機能 | 用途 |
|---|---|---|
| 1 | 溶接継手追跡 | 溶接継手から溶接施工要領書(WPS)・溶接士資格・非破壊検査(UT・RT・MT・PT)結果まで |
| 2 | 検査特性 → 初物検査 | 図面の検査特性(風船)を初物検査表に、QM 測定値と照合 |
| 3 | 配管 ISO スプール追跡 | 配管アイソメ図のスプール単位追跡 |
| 4 | P&ID ↔ センサタグ | 配管・計装図の計器タグをプラットフォームの設備・センサと連携 |
スキャン図面(イメージ PDF)の読み込みとスキャン図面の版比較も今後の段階です。図面最新版検査(作業準備度の «図面»)と版比較、 問い合わせの図面カード・版バッジは 2026.10 で上記機能に移行しました。防衛セキュリティに用いる図面セキュリティ等級・閲覧権限・閲覧履歴・透かしは 2026.10 再リリース6 に実装されました → 権限 — ロールグループ・データ範囲・文書等級