MCP (リアルタイムデータゲートウェイ)
AI管理コンソール › MCPゲートウェイ › サーバー に PlantPulse Platform 行(種類«プラットフォーム»)があります。そこで状態・ツール数・最終検出を確認し、
再検出でツール一覧を再取得します。この行はインストール env の PP_API_URL · PP_API_TOKEN で接続されるため、画面上で名前・アドレスを変更したり
削除したりできず(オフにすることだけできます)、プラットフォームツールは最初からすべてオンです → MCPゲートウェイ
2026.10 再リリース(2026-10-20) 以前は、この行はコパイロット管理コンソールのツールサーバー(MCP)(/admin/mcp)にありました。その画面は廃止されました。
概要
PlantPulse統合MCPは、PlantPulse IIoTプラットフォームのすべてのリアルタイムデータにAIがアクセスできるようにするMCP(Model Context Protocol) データゲートウェイです。
読み取り専用のデータツールを通じて、工場の階層構造、センサーデータ、アラーム、OEE、作業指示、エネルギー、システム状態など、工場運用のあらゆるデータをAIに提供します。オントロジー(ナレッジグラフ)ツールもこの統合MCPに含まれます。
MCP(Model Context Protocol)は、Anthropicが提案したAIモデルとデータソース間の標準連携プロトコルです。
2026-07 改編: 統合MCPは現在、PlantPulse プラットフォーム server-web のエンドポイント /api/v5/mcp(api_key認証)として提供されます。旧独立サービスであった plantpulse-mcp-server(:50000)と plantpulse-ontology(:8888)はアーカイブされ、オントロジーツールは統合MCPに吸収されました。MCPゲートウェイが tools/list でツールを動的発見し、コパイロット(質問)に渡します(2026.10 再リリース(2026-10-20) — それ以前はコパイロットが直接発見していました)。
扱えるデータ
工場構造
サイト → 区域 → ライン → 設備 → タグの階層全体を照会します。階層だけ必要ならアセットツリー、構成概要とタグ数まで必要ならオントロジー、影響伝播は関係グラフに分かれます。
名前で問い合わせる場合は search_domains が先にIDを見つけてくれます — サイト・設備・タグ・オーダー・ユーザーなど14のドメインを名前・ID・説明の部分一致で検索します。
リアルタイム値と履歴
- タグ現在値の一括照会(一度に最大100件)
- タグ期間履歴
- 設備の全タグスナップショット — タグを一つずつ指定せず、設備単位で現在の状態を取得します
アラーム
- アラーム一覧照会(期間・重要度フィルタ)
- アラーム原因診断バンドル — アラーム1件について関連タグ・状態変化をまとめて取得します
- アラーム確認処理 — ツールはありますがチャットでは実行されません(下記「承認ゲート」)
生産指標 (OEE / RAM / EMS)
設備を軸に照会します。
| 必要なもの | ツール |
|---|---|
| オーダーごとに一行ずつ(どのオーダーに問題があったか) | get_asset_kpi |
| 期間全体を一行で(今週はどうだったか) | get_asset_stats |
| オーダー1件の詳細 | get_order_metrics |
OEE のような比率値は百分率ではなく0~1の範囲です。画面上85%と表示される値は
ツール応答では 0.85 です。
収集状態
エッジゲートウェイの状態と健全性履歴、OPC収集接続一覧を照会します。「データが入ってこない」という質問は、大抵ここで答えが出ます。
設備ドキュメント
設備に添付されたドキュメント一覧を照会します。ドキュメント内容の検索はMCPではなくRAGが担当します。
提供ツール(22個)
統合MCPが提供するツールの全量です。ツールを増減すると、プラットフォームの契約テストが失敗するため、この一覧がそのまま実際の一覧です。
時刻
| ツール | 返すもの |
|---|---|
get_current_time | サーバー現在時刻 — 相対時間(「昨日」「先週」)を解釈する基準 |
構造 — 何がどこにあるか
| ツール | 返すもの |
|---|---|
search_domains | エンティティ検索(名前 → ID解決) |
get_asset_tree | アセット階層ツリー |
get_ontology | サイトオントロジー概要(構造+設備別タグ数) |
query_ontology | アセット関係グラフ探索(影響伝播) |
query_sparql | オントロジー SPARQL クエリ |
get_asset_documents | 設備添付ドキュメント一覧 |
search_domainsほとんどのツールはIDを受け取ります。ユーザーは「テジョン3ライン注入機」のように名前で話すため、
AIは search_domains でIDを解決してから本ツールを呼び出します。答えが「設備が見つからない」と
返ってきた場合、大抵は名前がプラットフォーム登録名と異なる場合です。
接続 — 収集が生きているか
| ツール | 返すもの |
|---|---|
get_edge_status | エッジゲートウェイ状態 |
get_edge_health_history | エッジ健全性履歴(日次区間) |
list_connections | OPC収集接続一覧 |
データ — タグ
| ツール | 返すもの |
|---|---|
get_tag_values | タグ現在値 |
get_tag_history | タグ期間履歴 |
データ — アラーム
| ツール | 返すもの |
|---|---|
list_alarms | アラーム一覧 |
get_alarm_context | アラーム原因診断バンドル |
ack_alarm | アラーム確認処理 |
データ — 設備
| ツール | 返すもの |
|---|---|
get_asset_snapshot | 設備全タグスナップショット |
get_asset_timeline | 設備イベントタイムライン |
get_asset_stats | 設備期間ビジネス統計 |
生産
| ツール | 返すもの |
|---|---|
list_orders | ワークオーダー一覧 |
get_order_metrics | ワークオーダー詳細・KPI |
get_asset_kpi | 設備オーダー別KPI (OEE / EMS / RAM) |
ロールアップ
| ツール | 返すもの |
|---|---|
get_health | アセット階層健全性ロールアップ |
22個のうち ack_alarm だけがプラットフォーム状態を変更します — アラームを確認処理します。
残りの21個は全て読み取り専用です。設備を制御したり設定を変更するツールはありません。
承認ゲート — 状態を変更するツールはチャットでは動きません
コパイロットは、AIが呼び出すツールを照会ツールと変更ツールに分けます。プラットフォーム統合MCPは
ツールごとに「照会専用か」を自ら知らせてくれ、ack_alarm は変更ツールとして知らせてきます。
変更ツールは承認なしでは実行しません(デフォルト値)。しかし質問には、こうしたツールをその場で承認する ボタンがありません。そのためチャットで「このアラームを確認して」と言っても、アラームは確認処理されず:
- 答えの上のツール行(「ツールN個使用・N秒」)を展開すると、その呼び出しが失敗として残り
- AIは「このツールはチャットで直接実行できません … 提案画面でそのインシデントを開き、アクションボタンで実行してください」という拒否を受け、そのまま案内します。
アラーム・インシデント対応は提案のインシデント詳細で人が 押す経路が別にあります。このゲートとは別物です。質問の答えの下のアクションカード(他システムへの下書き1つ)も、このゲートとは別の経路です → 質問 — アクションカード
| 設定 | 意味 | デフォルト値 |
|---|---|---|
copilot.agent.tools.approval.enabled (CO_AGENT_TOOL_APPROVAL_ENABLED) | 変更ツール承認ゲート | true |
copilot.agent.tools.readonly (CO_AGENT_TOOLS_READONLY) | 自ら知らせてくれないツールを照会ツールとみなす名前一覧(グロブ) | get_* · list_* · search_* などの照会動詞 |
ゲートをオフにしても全てのツール呼び出しは原簿(agent_tool_call_log)に残ります — 誰が・いつ・
どのツールを・どんな引数で(秘密値は隠蔽)・結果(成功・エラー・拒否)。この記録はオフに
できません → データベースモデル
主要設定
統合MCPはプラットフォーム server-web から提供されるため、コパイロット(copliot-web)はクライアント側接続設定のみを管理します。
| 項目 | 説明 | デフォルト値 |
|---|---|---|
platform.api.url (CO_PLATFORM_API_URL) | プラットフォーム server-web ベースURL — 統合MCPもこちらへ | (インストール時に設定) |
platform.api.token (CO_PLATFORM_API_TOKEN) | プラットフォーム api_key 認証トークン | (インストール時に設定) |
mcp.tools.enabled (CO_MCP_TOOLS_ENABLED) | 統合MCPツール使用可否 | true |
旧名称の mcp.api.url · mcp.api.token はありません — その名前で指定しても何も起こり
ません。URLやトークンが空の場合、チャットでプラットフォームツールが抜け落ちます。
環境変数の接頭辞は2026.10に CH_ → CO_ に変わりました。旧 CH_* 名は読み込みません
→ 環境設定
エンドポイントは <platform.api.url>/api/v5/mcp であり、JSON-RPC 2.0(tools/list・tools/call)方式で通信します。ページネーション・アラーム照会期間などサーバー側ポリシーは、プラットフォーム server-web 設定に従います。
特徴
完全なデータカバレッジ
工場運用に必要な全てのデータドメインを単一のMCPで提供します。センサーの生データからKPI集計まで、階層別の照会が可能です。
狭い書き込み範囲
データ照会ツールは全て読み取り専用で、状態を変更するのはアラーム確認(ack_alarm)の一つだけです。設備制御や設定変更の手段が一切ないため、AIが工程に介入するリスクなしに連携できます。
MCP標準プロトコル
Anthropic MCP標準に準拠します。JSON-RPC 2.0ベースのHTTP POST通信、JSON Schemaベースの入力検証をサポートします。
サーバータイムゾーン基準
時刻はプラットフォームサーバーのタイムゾーンで解釈します。get_current_time がそのタイムゾーン名(例: Asia/Seoul)を併せて
返し、_iso 接尾辞フィールドで人が読みやすい時刻形式を提供します。