Keyence KV(上位リンク / ホストリンク)
KV-7500 / KV-8000 などキーエンス KV シリーズ PLC を 上位リンク ASCII プロトコルで収集します。内蔵イーサネットポートで平文コマンドを送受信する方式のため、専用の通信ユニットなしで接続できます。
読み取りと書き込みの両方に対応しています。
実機検証前の状態です
このドライバの通信フォーマットは公開仕様に基づいて実装しており、実際の KV 機器では検証されていません。 初回連携時は、まずタグをいくつか設定して値が正しいか確認してください。フォーマットが異なる場合もドライバのコマンド組み立て部分を修正するだけで済むため、対応は迅速です。
登録フォームの入力値
| 入力欄 | 何を入力するか | 例 |
|---|---|---|
| IP アドレス | KV-7500/8000 内蔵イーサネットの IP | 192.168.0.10 |
| ポート | 上位リンクポート | 8501(既定) |
ポートは手入力してください
フォームのポート既定値は他プロトコルと共通の値であり、KV の既定値(8501)ではありません。必ず 8501(または機器に設定したポート)を入力してください。
詳細オプション
| オプションキー | 既定値 | 説明 |
|---|---|---|
connect-timeout | 3000 | 接続タイムアウト(ms) |
read-timeout | 3000 | 応答タイムアウト(ms) |
line-ending | cr | 終端文字。機器が CRLF 設定なら crlf |
タグの PLC アドレス表記
<device><number>[.<suffix>] 形式です。
| 表記 | 意味 |
|---|---|
DM100 | データメモリ 100 番 |
DM100.U | 符号なし 16bit で読み取り |
DM200.L | 符号付き 32bit で読み取り |
R500 | ビット(リレー) |
TC10 | タイマ現在値 |
デバイス
| 区分 | デバイス |
|---|---|
| ワード | DM EM FM ZF W TC(タイマ現在値) TS(設定値) CTH CTC C T |
| ビット | R MR LR CR B |
データ形式サフィックス
| サフィックス | 意味 |
|---|---|
.U | 符号なし 16bit |
.S | 符号付き 16bit |
.D | 符号なし 32bit |
.L | 符号付き 32bit |
.H | 16bit 16進数 |
サフィックスを省略した場合は、タグに指定したデータ型の幅に従います。
書き込み
- ワード: 値をそのまま書き込みます。
- ビット: 値が
1/true/onなら ON、それ以外は OFF です。
PLC の運転モードは変更しません
PLC がプログラムモードまたは書き込み禁止状態の場合、書き込みは拒否されます(E4)。ドライバは運転モードを自動で切り替えません — 収集側が PLC のモードを変更すると設備が停止するおそれがあるためです。PLC 側で書き込み許可状態にしておいてください。
トラブルシューティング
| 症状 | 原因の候補 | 確認 |
|---|---|---|
| 接続できない | ポートが 8501 になっていない | フォームのポート欄を確認 |
| 接続はできるが値が空 | アドレス表記の誤り(E0) | デバイス名/番号を確認、ログの read rejected メッセージを確認 |
| 値がおかしい | サフィックスとタグのデータ型が不一致 | .U/.S/.D/.L をタグの型に合わせてください |
| 書き込みができない | PLC がプログラムモード/書き込み禁止(E4) | PLC を RUN + 書き込み許可状態に |
| 断続的に収集が途切れる | 応答遅延 | read-timeout を大きくしてみてください |
通信が途切れた場合は接続を再確立します
このプロトコルには誤り検出用のチェックサムがありません。そのため応答が遅れてタイムアウトが発生した場合は、接続を破棄して新たに確立します — 遅れて到着した応答を次のタグの値として誤って読み取るのを防ぐためです。再接続はゲートウェイが自動的に処理します。