業務プロセス — 誰が、いつ、何を
Studioを組織でどう運用するかをまとめた文書です。誰もがアプリを作れるツールだからこそ、作る人と使う人を分ける規則がないとすぐ混乱します。
チュートリアルとは別です
チュートリアルが「アプリ1つを初めて作って配備する」なら、この文書は「複数人が継続して作り使う」です。
役割は3つです
| 役割 | やること |
|---|---|
| admin | 環境設定・ユーザー管理・AIプロバイダ・配備先 |
| builder | アプリを作って配備する(アカウント作成時のデフォルト) |
| viewer | 配備済みアプリを閲覧する |
アカウントは環境設定 → ユーザー管理で作成し、役割を付与します → 初期パスワード変更
全員をbuilderにしないでください
デフォルトがbuilderなので、そのままだと誰もがアプリを作れます。アプリが増えると誰が何を作ったのかわからなくなります。閲覧だけの人にはviewerを付与してください。
全体の流れ
矢印がレーンを超える地点が引継ぎポイントです。
1. 導入 — 作成前に決めること
| 順序 | やること | 担当 |
|---|---|---|
| 1 | インストール → ワンラインインストール | admin |
| 2 | デフォルトパスワード変更 → 初期パスワード変更 | admin |
| 3 | AIプロバイダ接続 + 接続テスト → 環境設定 | admin |
| 4 | ビルド標準確定 — スタック・レイアウト・依存関係ロック | admin |
| 5 | アカウント発行・役割付与 | admin |
| 6 | 最初のアプリ試作 | builder |
4番を先に決めると後が楽です
ビルド標準を開いたままだと、人によって異なるスタックでアプリが増えます。依存関係ロックとレイアウト規約強制をオンにしておくと、結果が揃います → 環境設定(管理者)
2. アプリ作成 — 要件から配備まで
| ステップ | やること | 成果物 |
|---|---|---|
| 要件整理 | 1画面 = 1文に分割する | 要件1行 |
| 生成 | ホームで文から開始 → ホームからアプリを作成 | ドラフト画面 |
| 調整 | ビルダーで言葉で修正 → ビルダー | 完成画面 |
| レビュー | 要望した人が直接確認 | 確認 |
| 配備 | 配備ドロワー → カタログと共有 | アプリURL |
| 共有 | URLを現場に提供 | — |
チャットボックスにパスワード・APIキーを貼らないでください
会話内容がアプリコードに残る可能性があります。キーが必要な場合はadminに依頼してください → シークレット管理
3. 運用 — 定期的なやること
| 周期 | やること | 担当 |
|---|---|---|
| 毎日 | ウォッチャーアラート確認 → ウォッチャーとアラート | 現場 |
| 週1回 | AI使用量・配備失敗件数 | admin |
| 月1回 | 未使用アプリの整理、バックアップ復旧リハーサル | admin |
| 四半期 | キーローテーション → パスワード・APIキー変更 | admin |
トークンが急増したら
ウォッチャー周期が短すぎるか、「ビジョン自己検証」がオンのまま大量ビルドが実行された可能性があります。まず統計画面で確認してください。
4. 現場ノウハウを蓄積する
同じ指示を毎回書き直すのは無駄です。繰り返されるルールはスキルとして登録しておけば、その後の生成に自動反映されます → 現場スキル
| 登録する価値があるもの | 例 |
|---|---|
| 画面規約 | "すべての画面の上部に会社ロゴを配置" |
| 色ルール | "稼働率80%未満は赤" |
| 用語 | 現場で使う設備の略称 |
よくずれる地点
| 症状 | 多くの原因 |
|---|---|
| 「アプリが多すぎて何が何かわからない」 | 命名規則なしで作成 + 未使用アプリを削除しない |
| 「人ごとに画面の見た目が違う」 | ビルド標準をオンにしていない |
| 「AI費用が急に増えた」 | ウォッチャー周期・ビジョン自己検証 |
| 「アプリを作った人が退職して修正できない」 | アプリも資産 — 所有者を決めて引継をしてください |
| 「配備したのに現場で開けない」 | ポートアクセス設定でアプリリスナーポートがブロック |
関連文書
- チュートリアル — 最初のアプリを作成して配備する
- 環境設定(管理者) — ビルド標準・AIプロバイダ
- アプリカタログと共有
- バックアップと復旧